製品概要
KDdiffer/DTPDIFFについて
- 2つのデータ(ベクターデータまたはラスターデータ)の比較処理を行い、違う部分(差分)に色を付けてカラーのラスターデータへ変換するファイルコンバータです。差分に色が付くことで確認が容易になるので、2つの図面の校正作業に最適です。
- 文書データ/ラスター変換とラスター/ラスター変換を内蔵していて、単独での利用が可能です。フォーマット変換や画像データの加工を行うことができます。
特長
- コマンドライン(DOS操作)からの変換指示。(バッチ形式の入力)
- フォルダ毎の一括変換が可能。
- 入力データはモノクロ、出力データはモノクロ/カラーが変換可能。
- マルチページのコントロールが可能。
- 2図面の違いに色(赤、青など)を付けて、新旧図面の追加・削除が区別できるカラーのラスターデータに変換。
- 2つの図面上で部品の位置が少しずれているような場合や、文書で空白行が追加されて段落がずれたような場合に、通常の差分とは分けて検出できます。
- 差分領域を多角形の枠で囲むことで、小さい差分を容易に確認することが可能。
- 比較結果の差分の有無を終了ステータスとして返すので、アプリケーションで自由にコントロールが可能。
- 文書データ/ラスター変換と長尺ラスター/ラスター変換を内蔵していますので、単独で利用が可能。
サポートフォーマット
入力フォーマット
文書データ
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Visio
- XDW(DocuWorks)
ラスターデータ(モノクロ/カラー)
- BMP
- CALSG4(type1, type2(tiled))
- CCRF
- DCX
- EDMICS(MMR, RLC)
- Exif
- FORMTEK
- FX-MMR
- GIF
- GTX(G4)
- IOCA(非圧縮, MMR, IBM-MMR)
- JPEG
- JPEG 2000
- MMR(G4 FAX)
- MR(G3 FAX)
- MH(G3 FAX)
- MIEL
- NSXPRESS(MMR, MR, MH)
- PBM/PGM/PPM
- PCX
- PNG
- Sun Raster(非圧縮, MMR, MR, MH, RLE)
- TIFF(非圧縮, Packbits, JPEG, CCITT-1D, MMR, MR, MH, LZW, deflate)
- TOSFILE(MMR, MR, MH)
- WBMP
- XBITMAP
- XDW(DocuWorks)
- XWD(X Window Dump)
出力フォーマット
ラスターデータ
- BMP
- EPSF
- FX-MMR
- GIF
- HP-RTL
- JPEG
- JPEG 2000
- PNG
- PostScript
- Sun Raster
- SVG(JPEG,PNG)
- TIFF
- XDW(DocuWorks)
- XWD(X Window Dump)
- XDW(DocuWorks)の入出力には別途、富士フイルムビジネスイノベーション社製品DocuWorks6(6.2.6以降)~9.1(8.0.3を除く)が必要になります。(9.1.5以降ご利用時の注意点)
- サブスクリプション版のDocuWorksには対応しておりません。
比較サンプル
クリックすると、元図Aと元図Bと比較結果の比較サンプルが表示されます。
簡易マニュアル
Q&Aと関連ページ
動作環境
対応OS
- Windows 7
- Windows 8 / Windows 8.1
- Windows 10
- Windows 11
- Windows Server 2008 / Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2012 / Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2016
- Windows Server 2019
- Windows Server 2022
価格表
型番 | 製品名 | 価格 (税抜) |
---|---|---|
KD-DIF0007 | DTPDIFF | 65万円 |
- 製品定価にサポート費用は含まれていません。別途サポート費用が必要です。
>>詳細はこちら - 内部でKDdriver(モノクロ版)を使用します。
通常、最大出力サイズA0、最大出力解像度600DPIですが、購入時に選択することもできます。 - 動作環境が物理環境の場合はCPU数、仮想環境の場合はコア(vCPU)数によって追加費用が必要な場合があります。
>>詳細はこちら
注意事項
- 動作環境は変換を行うアプリケーション(Microsoft Office, DocuWorks 等)の動作環境に依存します。
- 64ビット環境で32ビットアプリケーションとして動作します。
- Officeデータ変換処理に使用するアプリケーションは、Office 2019, Microsoft 365, Visio 2019, Project 2019は64ビットアプリケーションに対応しています。それら以外では32ビットアプリケーションをご利用ください。
関連製品
製品名 | 製品概要 |
---|---|
ACDDIFF | AutoCADデータ(DXF/DWG)同士の比較 |
DWGDIFF | DWGデータ同士の比較 |
DXFDIFF | DXFデータ同士の比較 |
HPDIFF | HP-GLデータ同士の比較 |
HP2DIFF | HP-GL/2データ同士の比較 |
GERBDIFF | GERBERデータ同士の比較 |
KDauto_differ/Document | フォルダの自動監視と文書データファイル同士の比較を行います。 |
更新履歴
2024年11月8日
バージョンアップを行いました。 (ver 1.7.4)
- 枠線の線幅と間隔の自動決定する指定を追加しました。
- 差分領域を囲む枠をアノテーションで出力する機能を追加しました。
- 差分ページに付箋を貼る機能を追加しました。
- 差分ページのしおりを作成する機能を追加しました。
- 差分情報を出力する機能を追加しました。
- 移動を検知した部分で最小一致率の指定を追加しました。
2023年5月26日
バージョンアップを行いました。 (ver 1.7.3)
- 部分的な移動を考慮して比較する機能を追加しました。
2022年12月23日
バージョンアップを行いました。 (ver 1.7.2)