カーネルコンピュータシステム

【PDFTOPDF】PDFファイル編集ソフト

製品概要

PDFTOPDFについて

  • PDFに対して加工や編集を行ったり、PDFから情報を取り出したりすることができます。

PDFTOPDFの概要図

  • コマンドライン形式なので、バッチ処理による一括変換やシステムへの組み込み、ワークフローとの連携に適しています。

PDFTOPDFのコマンドラインの例

特長

Adobeライセンス不要

  • Adobe Acrobatを使用しないため、Adobeライセンスが必要ありません。

Windows, UNIX, Linuxをサポート

  • Windows版のほか、UNIX版やLinux版もあります。

グラフィックの品質が変わらない

  • 編集機能によりグラフィックの品質が下がることがありません。

200インチ(5080 mm)を超える用紙サイズをサポート

  • 200インチ(5080 mm)を超える用紙サイズのPDFに対応しています。
    入力・出力ともに、縦横およそ381 kmまで対応可能です。
  • バッチ処理によるディレクトリ単位の一括変換が可能です。

主な機能

実行時に、各入出力フォーマットの属性パラメータやオプションパラメータを設定できます。

セキュリティの設定・解除

セキュリティ
  • パスワードによるセキュリティの設定
  • パスワードを指定してセキュリティを解除
  • 256-bit AESまで対応
  • 標準の制限の設定
    • 印刷に関する制限
    • 文書の変更に関する制限
    • 内容のコピーと抽出に関する制限
  • 添付ファイルのみを暗号化

マルチページ処理

マルチページ
  • 任意のページ(ページ番号・奇数・偶数)を抜き出す
  • 複数ファイルを結合して1つのファイルに出力
  • 複数ページのファイルを任意のページ数・ファイルサイズごとに分割
  • 別のPDFを任意の位置に挿入
  • ファイルを連結するときにページを交互に並べ替え
  • ページを任意の順番に並べ替え
  • 任意の位置(ページ番号・奇数・偶数)に白紙のページを挿入

ページのレイアウト(2アップ)

ページのレイアウト
  • 2ページを並べて1ページにまとめる(2アップ)
  • 並べる方向を指定
  • 製本印刷のように2アップ
  • 4アップ・9アップ・16アップなどにも対応

ページの分割

ページの分割
  • 1ページを複数のページに分割
  • 分割する数または分割するサイズを指定
  • 分割する方向を指定
  • 分割したページ同士が重なる部分(オーバーラップ)の長さを指定

テキストの合成

テキストの合成
テキストの内容
  • 任意のテキストまたはページ番号・日付・ファイル名などの情報を合成
  • 複数行のテキストの合成に対応
  • テキストの色・透明度を指定
  • フォントの埋め込みに対応
  • テキストの内容をCSV形式で指定
テキストの配置
  • テキストをパターンのように並べて合成
  • テキストを配置する領域の指定に対応
  • 領域内での位置(中央揃えなど)の指定に対応
  • 用紙サイズごとに異なる合成位置を指定可能
その他の指定
  • テキストを表示する条件(“画面表示だけ”・“印刷するときだけ”など)を設定
  • 任意のページやPDFへのリンクを設定

スタンプの合成

スタンプの合成
  • 年月日と任意のテキストを組み合わせた日付印の合成に対応
  • 円形・矩形の形状を選択
  • スタンプの色・透明度を指定
  • 用紙サイズごとに異なる合成位置を指定可能
  • 注釈としての合成も可能

テキストの抽出

テキストの抽出
  • テキストを抽出する領域を指定
  • 出力する文字コードをEUC, SJIS, JIS, Unicodeから指定
  • テキストの位置やサイズの情報を取得
  • 抽出したテキストをCSV形式で出力
  • 抽出したテキストをファイル名やカスタムプロパティに反映して出力

フォントの置き換え・埋め込み

フォントの置き換え・埋め込み
  • PDFの中で使われているフォントを指定した別のフォントに置き換え
  • 置き換えられるフォントと置き換えるフォントのパターンを複数同時に指定
  • 埋め込みでないフォントに対してフォントを埋め込み
  • 既存の文字を図形化して埋め込み
  • フォントのエンコーディングをIdentity-Hに変換

イメージの合成

イメージの合成
  • 指定したイメージファイルをPDFのページ上に合成
  • 位置・サイズ・透明度の指定
  • 任意の色を透明にして合成
  • イメージを表示する条件(“画面表示だけ”・“印刷するときだけ”など)を設定
  • イメージをパターンのように並べて合成
  • 用紙サイズごとに異なる合成位置を指定可能
  • 任意のページやPDFへのリンクを設定

バーコードの合成

バーコードの合成
  • 指定した内容のバーコードをPDFのページ上に合成
  • PDFから抽出したテキストを使ってバーコードを合成
  • ページ番号・日付・ファイル名を使ってバーコードを作成
  • 位置・サイズ・色などの指定
  • 用紙サイズごとに異なる合成位置を指定可能
  • 合成したバーコードにWebへのリンクを設定
  • バーコードの内容をCSV形式で指定
  • 対応バーコード一覧

イメージの抽出

  • イメージを抽出して指定したフォーマットでファイルに出力
  • 富士フイルムビジネスイノベーション社製品DocuWorksを使ってXDW形式へ出力
    • DocuWorks 6 ~ 9.1(8.0.3を除く)のいずれかが必要(サブスクリプション版のDocuWorksには非対応)
  • イメージの情報をCSV形式で出力
    • ピクセル数
    • 解像度
    • カラースペース
    • ページ上での位置 など

ページの合成(貼り付け)

ページの合成(貼り付け)
  • 別のPDFから取り出したページをPDFのページ上に合成
  • 位置・サイズ・角度の指定
  • 透明度の指定
  • 合成したページを表示する条件(“画面表示だけ”・“印刷するときだけ”など)を設定
  • パターンのように並べて合成
  • 用紙サイズごとに異なる合成位置を指定可能
  • 合成したページにレイヤーを設定

注釈の合成

スケーリング・回転
  • 注釈の種類を指定
    • ノート・リンク・線・長方形・円形・多角形・折れ線・フリーハンド(鉛筆)
  • 注釈の色・透明度・線の情報を指定 new
  • 注釈の作成者・タイトル・内容を指定
  • 注釈にレイヤーを設定

スケーリング・回転

スケーリング・回転
  • 任意の倍率・長さ・用紙サイズを指定してスケーリング
  • 任意の回転角度を指定して回転
  • 縦向き・横向きになるように自動回転
  • 余白の追加・センタリング・クリッピング
  • ページごとに異なるスケーリングや回転を指定

しおりの設定

  • CSV形式またはテキスト形式のファイルからPDFにしおりを設定
  • ファイル名や日付を使ってしおりを追加
  • ジャンプしたページで表示する領域を指定
  • しおりのタイトルの色とスタイルを指定

FDFファイルの出力・取り込み

FDFファイルの出力・取り込み
  • 注釈を抽出してFDF形式で出力
  • フォームフィールドの値を抽出してFDF形式・CSV形式で出力
  • FDFファイルを取り込んでPDFに注釈・フォームフィールドの値を設定
  • フォームフィールドに設定する値をCSV形式で指定
  • FDFファイルから取り込んだ注釈にレイヤーを設定
  • 複数のFDFファイルを1度に取り込み

その他の情報・ファイルの取り出し

情報の取り出し
  • ページ数・ページのサイズ・セキュリティの有無などをCSV形式またはテキスト形式で出力
  • 文書情報をCSV形式またはテキスト形式で出力(カスタムプロパティに対応)
  • しおりの情報をCSV形式で出力
  • 添付ファイルを抽出して保存
  • 注釈の情報をCSV形式またはテキスト形式で出力

単色化

単色化
  • PDFをモノクロに変換
  • 黒以外の任意の1色へ変換
  • 中間色を使って濃淡が表現されるように変換
  • 2値化して濃淡が表現されないように変換

ページまたはファイルの仕分け

仕分け
  • ページまたはファイルを仕分ける条件を指定
    • ページの用紙サイズ・用紙方向
    • ページに含まれるキーワード(テキスト)
  • 条件を満たすページまたはファイルに対する処理を指定
    • 出力するディレクトリ・ファイル名
    • 出力する用紙サイズ・用紙方向
    • 出力するときにページを回転
    • ページから抽出したキーワードなどをファイル名やカスタムプロパティに反映

その他

  • 任意の線分・矩形の合成
  • PDFの中にあるイメージの最適化
  • リニアライズ(Web最適化)
  • ファイルの添付
  • 既定の文書情報(文書のプロパティ)の設定と削除
    • タイトル・作成者・サブタイトル・キーワード・アプリケーション・PDF変換
  • 任意のカスタムプロパティの設定と削除
  • 印刷ダイアログプリセットの設定
  • 指定したレイヤーの削除
  • 注釈の編集
    • 注釈の作成者・ステータスなどの変更
    • 注釈・フォームフィールドの削除
  • 注釈の固定化(注釈を通常のテキストや図形に変換してページに貼り付け)
  • 細い線を探して線幅を太く変換

対応フォーマット

以下のバージョンのPDFに対応しています。

読み込み可能なバージョン

  • PDF 2.0まで

出力可能なバージョン

  • PDF 1.3
  • PDF 1.4
  • PDF 1.5
  • PDF 1.6
  • PDF 1.7
  • PDF 1.7(Extension Level 3)
  • PDF 2.0
  • PDF/X-1a
  • 入力したPDFより低いバージョンでは出力できません。

簡易マニュアル

Q&Aと関連ページ

動作環境

対応OS

Windows版
  • Windows 7
  • Windows 8
  • Windows 8.1
  • Windows 10
  • Windows 11
  • Windows Server 2008
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2022
Linux版
  • Linux(RHEL4以降など) ※
  • RHEL4以降あるいはそれに相当するカーネル2.6以降のx86/x64系Linux
UNIX版
  • Solaris9以降(SPARC)
  • HP-UX11i V2以降
  • AIX6.1以降

価格表

型番 製品名 価格 (税抜)
KD-PRT0521 PDFTOPDF 25万円
  • 製品定価にサポート費用は含まれていません。別途サポート費用が必要です。
    >>詳細はこちら
  • 動作環境が物理環境の場合はCPU数、仮想環境の場合はコア(vCPU)数によって追加費用が必要な場合があります。
    >>詳細はこちら

オプション製品

製品名 製品概要
KDCONV_DIR
(階層構造一括変換)
指定フォルダ以下のファイルを一括して変換するオプションプログラム
KDauto_trans
(標準版)
自動監視付き変換を行うオプションプログラム

更新履歴

2024年12月13日

バージョンアップを行いました。 (V2.23.0)

  • PDFを結合するときに重複したフォントやイメージを統合する設定に対応。

2024年11月29日

バージョンアップを行いました。 (V2.22.0)

  • 長方形注釈や多角形注釈などを合成するときに雲形の線の使用に対応。

2024年10月11日

バージョンアップを行いました。 (V2.21.2)

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