製品概要
ラスターデータ(モノクロ,カラー)相互変換ライブラリ
- KDraster_libは、数々のラスターデータ(2値,カラー)の相互変換を可能にするためのライブラリです。
- ユーザアプリケーションにKDraster_libを結合すると、ラスターデータのフォーマット変換や様々な加工を容易に行うことができます。
主な機能
- 入出力フォーマットの指定
- 入力データのスケーリング、回転、オフセット、クリッピング
- ネガ/ポジ反転
- 解像度の設定および自動変換
- ピクセル形式(2値、グレースケール、フルカラー、インデックスカラーなど)の設定
- 複数イメージの合成(OR, AND, XOR演算処理、カラー対応)
- TIFFなどのマルチページ処理
テキスト合成機能(オプション)
- テキストデータはJIS第1水準ベクターフォントをサポートしています。 (オプションでJIS第2水準ベクターフォントがあります。)
- Windows版ではWindowsフォントの指定が可能です。
- Unix版ではTrueTypeフォントの指定が可能です。
バーコード合成機能(オプション)
使用可能なバーコードは以下の通りです。
- CODE39
- CODE128
- GS1-128(UCC/EAN-128)
- JAN8
- JAN13
- ITF
- NW-7
- QR CODE
- MICROQR CODE
- PDF417
- DataMatrix
- 郵便カスタマーバーコード
- MaxiCode
- MicroPDF417
- コンビニバーコード
- 医療材料商品コード
- GS1 DataBar(RSS)
API 呼び出し形式
int RS3RS(char *in_file, char *in_atr, char *out_file, char *out_atr, char *exec_opt)
- 引数
- in_file: 入力ファイル名 in_atr: 入力属性ファイル名 out_file: 出力ファイル名 out_atr: 出力属性ファイル名 exec_opt: 実行オプション
- 戻り値
- 0:正常 -1:エラー
対応フォーマット
入力フォーマット(モノクロ/カラー)
- BMP
- CALSG4(type1, type2(tiled))
- CCRF
- DCX
- EDMICS(MMR, RLC)
- Exif
- FORMTEK
- FX-MMR
- GIF
- GTX(G4)
- IOCA(非圧縮, MMR, IBM-MMR)
- JPEG
- JPEG 2000
- MMR(G4 FAX)
- MR(G3 FAX)
- MH(G3 FAX)
- MIEL
- NSXPRESS(MMR, MR, MH)
- PBM/PGM/PPM
- PCX
- PNG
- Sun Raster(非圧縮, MMR, MR, MH, RLE)
- TIFF(非圧縮, Packbits, JPEG, CCITT-1D, MMR, MR, MH, LZW, deflate)
- TOSFILE(MMR, MR, MH)
- WBMP
- XBITMAP
- XDW(DocuWorks)
- XWD(X Window Dump)
出力フォーマット(モノクロ/カラー)
- BMP
- CALSG4(type1, untiled)
- EDMICS(MMR, RLC)
- EPSF
- FX-MMR
- GIF
- HP-RTL(非圧縮, Packbits, MMR, MR, MH)
- IOCA(非圧縮, MMR, IBM-MMR)
- JPEG
- JPEG 2000
- MMR(G4 FAX)
- MR(G3 FAX)
- MH(G3 FAX)
- MIEL
- PBM/PGM/PPM
- PNG
- PostScript
- PDF/A-1b
- PDF/X-1a
- Sun Raster(非圧縮, MMR, RLE)
- SVG(JPEG, PNG)
- TIFF(非圧縮, Packbits, JPEG, classF, CCITT-1D, MMR, MR, MH, LZW, deflate)
- WBMP
- XDW(DocuWorks)
- XWD(X Window Dump)
- XDW(DocuWorks)の入出力には別途、富士フイルムビジネスイノベーション社製品DocuWorks6~9.1(8.0.3を除く)が必要になります。(9.1.5以降ご利用時の注意点)
- サブスクリプション版のDocuWorksには対応しておりません。
- 「ISO 32000-1」に準拠したPDFを作成できます。
- PDF作成にAdobe Acrobat製品は必要ありません。
変換可能な出力プリンタフォーマット(オプション)
- ART4 (2値)
- LIPS (III, IVc, IV)
開発環境と動作環境
Windows版
開発環境
- Microsoft Visual Studio 2005 (Visual C++)
- Microsoft Visual Studio 2008 (Visual C++)
- Microsoft Visual Studio 2010 (Visual C++)
- Microsoft Visual Studio 2012 (Visual C++)
- Microsoft Visual Studio 2013 (Visual C++)
- Microsoft Visual Studio 2015 (Visual C++)
- Microsoft Visual Studio 2017 (Visual C++)
- Microsoft Visual Studio 2019 (Visual C++)
- Microsoft Visual Studio 2022 (Visual C++)
動作環境
- Windows 7
- Windows 8
- Windows 8.1
- Windows 10
- Windows 11
- Windows Server 2008
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2016
- Windows Server 2019
- Windows Server 2022
Solaris版
開発環境(コンパイラ)
- Sun C 5.7以降
動作環境
- Solaris9以降(SPARC)
HP-UX版
開発環境(コンパイラ)
- HP aC++/ANSI C B3910B A.05.55以降
動作環境
- HP-UX11i V2以降
AIX版
開発環境(コンパイラ)
- IBM XL C/C++ for AIX V11.1以降
動作環境
- AIX6.1以降
制限事項
- スタティックライブラリ形式( .a または .lib )になっています。
- 64bit形式のライブラリとしてリンクすることはできません。
簡易マニュアル
KDraster_libについて記載した簡易マニュアルをPDFファイルでダウンロードできます。
関連ページ
価格表
KDraster_lib
型番 | 製品名 | 価格 (税抜) |
---|---|---|
KD-LIB0003 | KDraster_lib | 50万円 |
オプション出力
型番 | 製品名 | 製品概要 | 価格 (税抜) |
---|---|---|---|
KD-LIBX001 | LIPS出力オプション | ラスターデータをCANON/LIPSファイル変換機能 | 5万円 |
KD-LIBX002 | ART4(2値)出力オプション | ラスターデータをART4ファイル変換機能 | 5万円 |
KD-LIBX003 | テキスト合成オプション | ラスターデータにテキスト合成機能 | 5万円 |
KD-LIBX004 | テキスト&バーコードデータ合成オプション | ラスターデータにテキスト&バーコード合成機能 | 10万円 |
- 本製品を組み込んだファイルを配布する際には、別途ライセンス費用が必要となります。 費用は本製品の定価(オプションも含む)の総額の15%の金額(税別)とさせていただきます。
- サポート契約は必須になります。製品ご購入時にサポート契約を締結して頂きます。(年間保守料12万円)
- ライブラリ製品のライセンスは、本体ライセンスと配布ライセンスの2つの種類があります。 本体ライセンスは、1台のマシンで、ライブラリを組み込んだモジュールの作成と実行ができるライセンスです。 配布ライセンスは、1台のマシンで、ライブラリを組み込んだモジュールの実行ができるライセンスです。
- 動作環境が物理環境の場合はCPU数、仮想環境の場合はコア(vCPU)数によって追加費用が必要な場合があります。 >>詳細はこちら
オプション製品
製品名 | 製品概要 |
---|---|
JIS第2水準ベクターフォント | JIS第2水準フォントファイル。 テキスト合成オプションのオプションフォントです。 |
更新履歴
2024年11月8日
バージョンアップを行いました。 (ver 3.6.15)
2024年8月30日
バージョンアップを行いました。 (ver 3.6.14)
- 開発環境について、Microsoft Visual Studio 2022 までに対応しました。
2024年4月26日
バージョンアップを行いました。 (ver 3.6.12)