製品概要
KDdriver_barcode for Windowsについて
Windowsの印刷機能を利用して、各種アプリケーションからプリンタへ印刷されるイメージを、イメージファイル(TIFF,JPEG,BMP,PDFなど)や紙へ出力します。 プリンタドライバを経由して処理するため、高品質な画像データを得られることが特長です。
操作説明
Windowsアプリケーションの印刷処理において、出力を行うプリンタをKDdriver_barcodeにして、印刷処理を実行することで、アプリケーションデータの印刷結果がイメージファイルに出力されます。 一般のプリンタに印刷する処理と同様の操作になります。
仕様
帳票などのデータから指定された領域内のテキスト情報を取得して、自動的にバーコードを合成します。
主な特長
バーコードの合成が可能
- QR CODE, CODE128, CODE39, DataMatrix, GS1-128, GS1 DataBar, ITF, JAN, NW-7, PDF417, MICRO PDF417, MICRO QR CODE, カスタマバーコード
印刷処理でイメージファイルに出力
- BMP, GIF, TIFF, JPEG, PNGなど様々なフォーマット出力に対応しています。
多機能なオプション設定
- 出力用紙サイズ(A5~A0)や解像度(80DPI~1200DPI)の指定ができます。 また、それ以外にも「拡大・縮小・回転」「余白カット設定」などの設定ができます。
製品連携
バーコード情報を利用したデータの仕分け・ファイリング
- 文書にバーコードを付与することで、バーコード情報を利用したデータの仕分けやファイリングをすることができます。
- 業務の工程で紙文書に印刷した場合でも、スキャンすることで後工程での業務の手間を軽減できます。 例えば、書類に提出済みスタンプを押してスキャンし、自動で指定先フォルダに仕分けることができます。
- 弊社製品【KDauto_trans(バーコード自動認識版)】と連携することで、自動で仕分け・ファイリングを することできます。
PDFファイル対応
- 弊社製品「PDFTOPRN (PDFファイルの印刷ソフト)」と連携することで、バッチ処理による一括変換や バーコード合成などができます。
主な設定
フォーマット設定
- 出力フォーマットについては「サポートフォーマット」の表を参照してください。
出力(用紙)サイズ
- 定形の用紙サイズ、長尺などの任意の(用紙)サイズで出力します。
解像度
- 出力解像度(50DPI~2540DPI)を指定します。
出力ファイル名設定
- 任意のファイル名で画像ファイルを作成します。
- 印刷時のドキュメント名をファイル名とする事ができます。
- 印刷された文字情報から画像ファイル名を作成する事ができます。
- 印刷内容から異なるフォルダへ出力する事ができます。
例えば、請求書は請求書フォルダへ、納品書は納品先会社毎のフォルダへ出力を行う事ができます。
マルチページ出力
- マルチページ/シングルページ出力を選択します。
- 上書き、または連番を付加して出力します。
ログファイル設定
- ログ情報を出力します。
オーバーレイ(合成)
- バーコード、テキスト(文字)、ビットマップ、メタファイルを合成します。
バーコード合成は以下のものに対応しています。
- CODE39
- CODE128
- GS1-128(UCC/EAN128)
- JAN8
- JAN13
- ITF
- NW-7
- QR CODE
- MICRO QR CODE
- PDF417
- DataMatrix
- 郵便カスタマーバーコード
拡大・縮小・回転
- 出力データのサイズ、拡大・縮小、向き(回転)を指定します。
余白カット設定
- 上下左右の余白カットを行います。余白量の調整が可能です。
入力データの自動判定にともなう処理
- 入力データのサイズごとに出力データのサイズ、拡大・縮小、回転などを指定します。
その他
- ファイルへの出力が終了したタイミングで、自動的に任意のアプリケーションを起動できるようになりました。 例えば、生成されたファイルをビューアで表示したり、ftpやlprを利用して直接プロッタに印刷する等、 後続の処理と連携ができます。
対応フォーマット
出力可能なフォーマットは以下の通りです。
モノクロ
- BMP(非圧縮)
- CALSG4(type1)
- EDMICS(RLC,MMR)
- FX-Raster
- GIF
- HP-RTL(非圧縮,Packbits,MH,MR,MMR)
- IOCA(非圧縮,MMR,IBM-MMR)
- JPEG
- MMR(G4 FAX)
- MR(G3 FAX)
- MH(G3 FAX)
- MIE~L (富士通MMRラスター)
- PDF/A-1b
- PDF/X-1a
- PNG
- PostScript(Level1,非圧縮、RunLength,G4)
- Sun Raster(非圧縮,MMR,RLE)
- TIFF(非圧縮,Packbits,G3,G4,LZW,deflate)
- XWD
- 非圧縮データ
カラー
- BMP(非圧縮)
- EPSF
- FX-Raster
- GIF
- HP-RTL(非圧縮,Packbits)
- Imaging用JPEG (低、中、高品質)
- JPEG(低、中、高品質)
- JPEG 2000
- PDF/A-1b
- PDF/X-1a
- PNG
- PostScript(JPEG,非圧縮,RunLength)
- Sun Raster(非圧縮,RLE)
- TIFF(非圧縮,Packbits,LZW,deflate,JPEG)
- XWD
- 非圧縮データ
※PDF作成にAdobe Acrobat製品は必要ありません。出力するPDFファイルはイメージ形式になります。
製品カタログ
KDdriver_barcodeの製品カタログ(PDFファイル)をダウンロードできます。
Q&Aと関連ページ
- KDdriver for Windowsに関するQ&A
- KDdriver製品一覧 (KDdriver関連の変換ソフトをまとめたページです。)
- KDdriver for Windows製品
- KDdriver_para for Windows製品(並列処理版)
- KDdriver_long for Windows製品(長尺/高解像度出力版)
- KDdriver_long_para for Windows製品(長尺/高解像度出力/並列処理版)
- KDdriver_long(PDF) for Windows製品(長尺/PDF出力版)
- KDdriver_long_para(PDF) for Windows製品(長尺/PDF出力/並列処理版)
- KDdriver_long for Windows (共有プリンタ版)製品(長尺/高解像度出力/共有プリンタ版)
- KDtext_driver for Windows製品(テキスト抽出版)
動作環境
対応OS
- Windows Vista
- Windows 7
- Windows 8 / Windows 8.1
- Windows 10
- Windows 11
- Windows Server 2008 / Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2012 / Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2016
- Windows Server 2019
- Windows Server 2022
価格表
型番 | 製品名 | 価格 (税抜) |
---|---|---|
KD-DRV0501 | KDdriver_barcode for Windows(32bit版) | 30万円 |
KD-DRV0502 | KDdriver_barcode for Windows(64bit版) | 30万円 |
- 製品定価にサポート費用は含まれていません。別途サポート費用が必要です。 >>詳細はこちら
- 価格は、1台のマシン(1CPU)に対して1インストールの価格設定です(サーバーへのインストール可)。 購入本数によってボリュームディスカウントがあります。
- 動作環境が物理環境の場合はCPU数、仮想環境の場合はコア(vCPU)数によって追加費用が必要な場合があります。 >>詳細はこちら
機能拡張製品&オプションプログラム
製品名 | 製品概要 |
---|---|
KDdriver DLL Library |
KDdriverを使用して各種アプリケーションの印刷処理を行う場合にKDdriverの出力設定(用紙サイズ、解像度等)の変更、ステイタスのチェックを行うための関数群です。DLL形式での提供となります。 |
更新履歴
2022年2月25日
バージョンアップを行いました。(Ver 1.2.2)
2022年1月14日
バージョンアップを行いました。(Ver 1.2.1)
2021年12月10日
バージョンアップを行いました。(Ver 1.2.0)
- 印刷された文字列から、出力先を作成する機能の追加
- Windows11 / Windows Server 2022 に対応しました。