製品概要
KDbar_fiについて
- KDbar1_fi (1次元バーコードの認識)
- KDbar2_fi (1次元バーコード + 2次元コードの認識)
- KDbar1_opt_fi (1次元バーコードの認識 + オプション機能)
- KDbar2_opt_fi (1次元バーコード + 2次元コードの認識 + オプション機能)
RICOH fiシリーズから用紙を取り込む処理を対象にしたアプリケーションです。
RICOH fiシリーズが必要になります。
バーコード画像(QRコード,CODE39/128,JAN8/13など)を含む用紙をスキャナから取り込む時にバーコードの情報を読み取り、出力ファイル名に利用します。 また、読み取ったバーコード情報を基に仕分け(分割)、CSV(テキスト)出力、ページの削除、キーワード別配信・ファイル名詳細・階層出力・比較処理(オプション)を行うことができます。
バーコード情報読み取りとは
- バーコード情報の読み取りとは、データの中からバーコード画像の部分を自動的に探しだし、バーコードの情報を読み取る処理です。
OCR機能と似ていますがOCR機能と比較して誤認識率が非常に低いことが特徴で、バーコードが可読できればどのようなデータからでも精度の高い情報取得を行い利用することができます。
主な機能
ファイル名生成機能
- 読み取ったバーコードの情報をファイル名として使用します。
>>概略図
CSVファイル出力機能
- スキャナから取り込むデータ(用紙)に存在するバーコード画像から情報を読み取りCSVファイルに情報を出力します。
>>概略図
分割(仕分け)機能
- バーコード情報(白紙の指定が可能)を含むマルチページデータに対してバーコード情報を検出したページ毎に区分けして出力を行います。
バーコードや白紙ページ毎に仕分けして出力する場合に利用します。
>>概略図
削除機能
- バーコード情報(白紙の指定が可能)を含むデータに対してバーコード情報を検出したページ、或いはバーコード情報を検出できなかったページを削除します。
>>概略図
クリッピング機能
- 「上」、「下」、「左」、「右」のクリッピングをミリメートル単位(mm)で指定します。
- 出力データ生成時、指定された値をもとに部分切り出しを行って出力します。
>>概略図
自動正立機能
- バーコードの向きに合わせて、自動回転処理を行い天地を統一した文書にして出力します。
スキャン方向やデータの向きにかかわらず、正立することができます。
>>概略図
キーワード別配信機能(オプション)
- スキャナから読み取ったバーコード情報とユーザから指定されたキーワードで検証を行い条件に応じた指定フォルダへの出力、データの削除などを行います。
>>概略図
ファイル名詳細設定機能(オプション)
- 読み取ったバーコード情報から詳細なファイル名付けをしてデータを出力することができます。
- 複数個からなるバーコード情報や、1つのバーコード情報を分割して複数個にした情報を自由に組み合わせて詳細なファイル名付けをすることができます。
>>概略図
階層出力機能(オプション)
- 読み取ったバーコード情報から階層構造のフォルダを作成し、そのフォルダにデータを出力することができます。
- 複数個からなるバーコード情報や、1つのバーコード情報を分割して複数個にした情報を自由に組み合わせて階層構造のフォルダ名付けをすることができます。
>>概略図
比較機能(オプション)
- バーコード同士の情報が指定個数以上一致した場合のみ出力する動作によって認識精度を高めた処理を行います。
>>概略図
対応データ形式
出力可能なフォーマット(モノクロ/カラー)
- BMP
- CSV
- EXCEL
- JPEG
- PNG
- TIFF(G4,PackBits,LZW,deflate,JPEG,非圧縮)
認識可能バーコード
- CODE39/128
- GS1-128(UCC/EAN128)
- JAN8/13
- ITF
- NW-7
- 郵便カスタマバーコード
- 空白ページ(白紙ページで仕分けに利用)
- GS1 DataBar(RSS)
- QRコード(KDbar2_fi/KDbar2_opt_fiのみ)
- マイクロQRコード(KDbar2_fi/KDbar2_opt_fiのみ)
- PDF417(KDbar2_fi/KDbar2_opt_fiのみ)
- DataMatrix(KDbar2_fi/KDbar2_opt_fiのみ)
- GS1 合成シンボル(EAN.UCC合成シンボル)(KDbar2_fi/KDbar2_opt_fiのみ)
制限事項
KDbar_fiについて
- バーコードページ削除機能を実行した時、全てのページにバーコード情報が存在すると全てのページが削除されます。 そのため、出力ファイルが存在しない状態になります。
バーコード認識について
- バーコードの認識率についてITF、NW-7のバーコードを自動認識する場合、周囲にある文字列をバーコードと認識することがあります。
桁数の指定や読み取り範囲を指定して誤認識を避けるようにしてください。 - 低品質(200dpi以下)作成されたデータを利用する場合、バーコード情報を誤認識する可能性が高くなります。
- バーコードのイメージ部分にその他のイメージ(文字など)が重なっている場合、誤認識される可能性が高くなります。
簡易マニュアル
Q&Aと関連ページ
- KDbar_fiに関するQ&A
- KDbarout_fi
RICOH fiシリーズから取り込むデータの任意位置にバーコード、テキスト、イメージ(ロゴ、スタンプ)などの合成を行うキャプチャリングソフト。 - KDbar_copy_fi
RICOH fiシリーズから用紙を取り込む時にバーコードの情報を読み取り、同じ情報で別の種類のバーコードに置き換えるキャプチャリングソフト。
動作環境
対応OS
- Windows 7
- Windows 10
- Windows 11
- Windows Server 2008
- Windows Server 2016
- Windows Server 2019
- Windows Server 2022
その他
- 本製品を利用するにあたりRICOH fiシリーズが必要になります。
- RICOH fiシリーズはScanner Control SDK V2.3L50/V2.3L12に対応している必要があります。
対応スキャナについては以下を参照してください。
>>対応スキャナ一覧 - PaperStream IP(TWAIN) ドライバ、あるいはfiシリーズ TWAIN準拠デバイスドライバがインストールされている必要があります。
- ScanSnapシリーズは未対応です。
ScanSnapシリーズで取り込んだファイルを処理するにはTWAIN対応のスキャナとの連携製品「KDbar_scan」の「ファイル・フォルダ変換オプション」をご利用ください。 - 上記対応OSに加えて、使用するスキャナ及びスキャナドライバの対応OSに準じる必要があります。
価格表
型番 | 製品名 | 価格 (税抜) |
---|---|---|
KD-BAR0001 | KDbar1_fi | 10万円 |
KD-BAR0002 | KDbar2_fi | 15万円 |
KD-BAR0003 | KDbar1_opt_fi | 15万円 |
KD-BAR0004 | KDbar2_opt_fi | 20万円 |
- 製品定価にサポート費用は含まれていません。別途サポート費用が必要です。
>>詳細はこちら - 価格は、1台のマシン(1CPU)に対して1インストールの価格設定です(サーバーへのインストール可)。
購入本数によってボリュームディスカウントがあります。
関連製品
製品名 | 製品概要 |
---|---|
KDbarout_fi | バーコード + テキスト合成 |
KDbar_copy_fi | 1次元バーコード + 2次元バーコードの認識 + オプション機能 + バーコード交換・合成 |
更新履歴
2024年6月28日
バージョンアップを行いました。 (ver 7.0.1)
2024年5月10日
バージョンアップを行いました。 (ver 7.0.0)
- 対応機種を更新しました。
- Windows 8.1, Windows Server 2008 R2, Windows Server 2012, Windows Server 2012 R2の対応を終了しました。
2024年2月16日
バージョンアップを行いました。 (ver 6.2.0)