製品概要
KDbar_copy_scanについて
- 1次元バーコード + 2次元コードの認識 + オプション機能 + バーコード交換・合成機能
TWAINに対応したスキャナから用紙を取り込む処理を対象にしたアプリケーションです。
TWAIN対応しているスキャナが必要になります。
バーコード画像を含む用紙をスキャナから取り込む時にバーコードの情報を抽出し、同じ情報で別の種類のバーコード(CODE128、GS1-128(UCC/EAN128)、QRコード、DataMatrix、PDF417、MaxiCode、GS1 DataBar(RSS)など)に置き換えて出力します。
EAN128コードからQRコードへの変換やQRコードのエラーレベルを再設定することができます。
バーコード情報読み取りとは
- バーコード情報の読み取りとは、データの中からバーコード画像の部分を自動的に探しだし、バーコードの情報を読み取る処理です。
OCR機能と似ていますがOCR機能と比較して誤認識率が非常に低いことが特徴で、バーコードが可読できればどのようなデータからでも精度の高い情報取得を行い利用することができます。
主な機能
バーコード交換機能
- 読み取ったバーコード情報を同じ情報で別の種類に置き換えて出力する機能です。
EAN128コードからQRコードへの変換や、QRコードのエラーレベルを再設定することができます。
交換するバーコードの位置を指定して出力する、元のバーコードを消しこみ、その上に出力する等の交換方法があります。
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ファイル名生成機能
- 読み取ったバーコードの情報をファイル名として使用します。
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CSVファイル出力機能
- スキャナから取り込むデータ(用紙)に存在するバーコード画像から情報を読み取りCSVファイルに情報を出力します。
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分割(仕分け)機能
- バーコード情報(白紙の指定が可能)を含むマルチページデータに対してバーコード情報を検出したページ毎に区分けして出力を行います。
バーコードや白紙ページ毎に仕分けして出力する場合に利用します。
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削除機能
- バーコード情報(白紙の指定が可能)を含むデータに対してバーコード情報を検出したページ、或いはバーコード情報を検出できなかったページを削除します。
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クリッピング機能
- 「上」、「下」、「左」、「右」のクリッピングをミリメートル単位(mm)で指定します。
- 出力データ生成時、指定された値をもとに部分切り出しを行って出力します。
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自動正立機能
- バーコードの向きに合わせて、自動回転処理を行い天地を統一した文書にして出力します。
スキャン方向やデータの向きにかかわらず、正立することができます。
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キーワード別配信機能(オプション)
- スキャナから読み取ったバーコード情報とユーザから指定されたキーワードで検証を行い条件に応じた指定フォルダへの出力、データの削除などを行います。
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ファイル名詳細設定機能(オプション)
- 読み取ったバーコード情報から詳細なファイル名付けをしてデータを出力することができます。
- 複数個からなるバーコード情報や、1つのバーコード情報を分割して複数個にした情報を自由に組み合わせて詳細なファイル名付けをすることができます。
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階層出力機能(オプション)
- 読み取ったバーコード情報から階層構造のフォルダを作成し、そのフォルダにデータを出力することができます。
- 複数個からなるバーコード情報や、1つのバーコード情報を分割して複数個にした情報を自由に組み合わせて階層構造のフォルダ名付けをすることができます。
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比較機能(オプション)
- バーコード同士の情報が指定個数以上一致した場合のみ出力する動作によって認識精度を高めた処理を行います。
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バーコード合成機能
- バーコードを利用した運用を行うためにバーコードを合成します。バーコードは誤認識率が低いことが特徴でバーコードを合成することによって精度の高い情報を付加できます。
また、ファイル名をバーコードにして合成することもできます。
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対応データ形式
出力可能なフォーマット(モノクロ/カラー)
- BMP
- CSV
- DOCUWORKS(XDW)
- EXCEL
- JPEG
- PNG
- TIFF(G4,PackBits,LZW,deflate,JPEG,非圧縮)
※DOCUWORKS(XDW)の出力には別途、富士フイルムビジネスイノベーション社製品DocuWorks6~9.1(8.0.3を除く)が必要になります。(サブスクリプション版のDocuWorksには非対応)
交換可能バーコード
- QRコード
- GS1-128(UCC/EAN128)
- CODE128
- ITF-14
- DataMatrix
- PDF417
- MaxiCode
- GS1 DataBar(RSS)
認識可能バーコード
- CODE39/128
- GS1-128(UCC/EAN128)
- JAN8/13
- ITF
- NW-7
- 郵便カスタマバーコード
- GS1 DataBar(RSS)
- QRコード
- PDF417
- DataMatrix
- GS1 合成シンボル
合成可能バーコード
- (マイクロ)QRコード
- GS1-128(UCC/EAN128)
- CODE39/128
- JAN8/13
- ITF
- NW-7
- DataMatrix
- (Micro)PDF417
- MaxiCode
- GS1 DataBar(RSS)
- コンビニバーコード
- 医療資材商品バーコード
- 郵便カスタマバーコード
制限事項
KDbar_copy_scanについて
- バーコードページ削除機能を実行した時、全てのページにバーコード情報が存在すると全てのページが削除されます。 そのため、出力ファイルが存在しない状態になります。
バーコード認識について
- バーコードの認識率についてITF、NW-7のバーコードを自動認識する場合、周囲にある文字列をバーコードと認識することがあります。
桁数の指定や読み取り範囲を指定して誤認識を避けるようにしてください。 - 低品質(200dpi以下)作成されたデータを利用する場合、バーコード情報を誤認識する可能性が高くなります。
- バーコードのイメージ部分にその他のイメージ(文字など)が重なっている場合、誤認識される可能性が高くなります。
バーコードの交換について
- 検出されたバーコードの内容に、交換設定されたバーコードに使用できない文字が含まれていた場合、エラーとなります。
- 1ページ内に複数のバーコードが発見された場合、交換処理される順番は発見された順番になります。
バーコードの消しこみについて
- キャラクタ構成が規格に準拠していないバーコードの消しこみはできません。
- バーコードの傾きが大きい場合、またデータの質が悪い場合は、バーコードの消しこみが正常に行われない場合があります。
そのような場合には任意位置の消しこみ機能を使用してください。 - ヒューマンコードの消しこみは、バーコードの横幅に収まる範囲まで可能です。
バーコードの横幅よりもヒューマンコードが長い場合、はみ出た部分の消しこみは行われません。
また、ヒューマンコードに傾きがある場合、データの質が悪い場合はヒューマンコードを正しく認識できない場合があります。
そのような場合は、任意での消しこみを行うようにしてください。
簡易マニュアル
関連ページ
- KDbar_scan
TWAINに対応したスキャナから用紙を取り込む時にバーコードの情報を読み取りさまざまな形で利用するキャプチャリングソフト。 - KDbarout_scan
TWAINに対応したスキャナから取り込むデータの任意位置にバーコード、テキスト、イメージ(ロゴ、スタンプ)などの合成を行うキャプチャリングソフト製品。
動作環境
対応OS
- Windows 7
- Windows 8 / Windows 8.1
- Windows 10
- Windows 11
- Windows Server 2008 / Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2012 / Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2016
- Windows Server 2019
- Windows Server 2022
その他
- 本製品を利用するにあたりTWAINに対応しているスキャナが必要になります。
- 上記対応OSに加えて、使用するスキャナ及びスキャナドライバの対応OSに準じる必要があります。
価格表
型番 | 製品名 | 価格 (税抜) |
---|---|---|
KD-BAR0047 | KDbar_copy_scan | 30万円 |
- 製品定価にサポート費用は含まれていません。別途サポート費用が必要です。
>>詳細はこちら - 価格は、1台のマシン(1CPU)に対して1インストールの価格設定です(サーバーへのインストール可)。
購入本数によってボリュームディスカウントがあります。
関連製品
製品名 | 製品概要 |
---|---|
KDbar1_scan | 1次元バーコードの認識 |
KDbar2_scan | 1次元バーコードの認識 + 2次元バーコードの認識 |
KDbar1_opt_scan | 1次元バーコードの認識 + オプション機能 |
KDbar2_opt_scan | 1次元バーコードの認識 + 2次元バーコードの認識 + オプション機能 |
KDbarout_scan | バーコード・テキスト合成 |
更新履歴
2024年12月10日
バージョンアップを行いました。 (ver 2.6.2)
2024年5月10日
バージョンアップを行いました。 (ver 2.6.1)
2024年2月16日
バージョンアップを行いました。 (ver 2.6.0)