PDFファイルについて
Q1.PDFファイルに変換する際は、Acrobat PDFWriterやAcrobat Distillerが必要ですか?
- Acrobat PDFWriterやAcrobat Distillerは必要ありません。
Q2.入力データの大きさに合わせて出力用紙を選択できますか?
- PDFの場合、入力データの大きさで出力用紙を縦方向で自動決定します。
- 「-AR」パラメータにより出力用紙方向も自動決定することができます。
- PostScriptの場合、「-AP」パラメータにより入力データの大きさで出力用紙を自動決定します。
Q3.PostScript,PDFでマルチページファイルを作成することができますか?また、ページ数の制限はありますか?
- PostScript,PDFともにマルチページファイルを作成できます。
ページ数は、PostScriptの場合に最大999ページまで可能です。 PDFの場合に最大20000ページまで可能です。
Q4.PDFファイルに変換する際の「しおり」データは、どのように指定しますか?
- 「しおり」データは別ファイルのテキストファイルで指定します。
Q5.PDFファイルのセキュリティはどうなっていますか?
- セキュリティ情報は、印刷不可、編集不可等の設定が可能です。
Q6.KDコンバートの***TOPSTLは***TOPSTと何が違いますか?
- ***TOPSTLは***TOPST製品の上位ソフトであり、PDFへ変換する時、用紙サイズ(長尺対応)毎にスケーリング、回転や余白付けを行う機能が追加されています。
Q7.KDコンバートの***TOPSTLでは、長尺の判定基準はどのようにしていますか?
- 長尺の判定基準としては次の2つの方法から選択できます。
- 長軸側が A0 横サイズ(1189mm)以上の時に長尺用紙とします。
- 短軸側の長さに対する長軸側が所定用紙を超えた時に長尺とします。
Q8.入力データの大きさのままで出力できますか?
Q9.入力データの図面を拡大、縮小して変換できますか?
- 指定されたスケールで、または用紙サイズに合わせて自動的に拡大、縮小することが可能です。
Q10.出力された図面は用紙の中央に置くことができますか?
Q11.不定型サイズの図面を定型用紙サイズに変換できますか?
Q12.オリジナルデータを出力されたPDFファイルに添付できますか?
- 任意のオリジナルデータをPDFファイルに添付することが可能です。
Q13.出力ページのサイズは定型用紙以外の任意サイズを指定できますか?
PostScriptについて
Q1.PSへ出力する時、A3とA3を超えるデータはA3で出力、A4はそのままで出力する場合、どのようなオプションを使いますか?
- 変換オプション-AG -AP -AJ -P3を使用すると、可能です。
Q2.PostScript,PDFで日本語やカラーをサポートしていますか?
- PostScript,PDFともに、日本語(漢字)やカラーをサポートしています。
文字、日本語フォントは任意に指定できます。
Q3.複数イメージの合成して、PostScript/PDFファイルを作成することができますか?
- できます、使用方法はオプション「-MERGE」を参照してください。
Q4.ラスターデータにテキストデータを合成し、PostScript(PDF)に変換する場合、テキストデータの文字フォントはどうなりますか?
- PostScript(PDF)のフォント名称を出力属性ファイルに指定できますので特定のフォント名が利用できます。
また、ラスターデータの上側に重ねて合成や、ラスターデータの下側に合成して見えなくする(文字検索は可能)ことも選択できます。
Q5.カラーラスターデータからPDF/PostScript変換する場合の圧縮形式は何がありますか?また、色指定でRGBやCMYKモードで出力できますか?
- JPEG圧縮、FLATE圧縮とLZW圧縮が可能です。
JPEG圧縮は背景データ向きですが、FLATE圧縮は線画データにも向き、周りがぼやけない特長があります。
色指定ではRGB出力とCMYK出力の双方が可能です。
出力について
Q1.ラスターからPDF変換時、出力データ量を少なくすることができますか?
- -DPIオプションで入力データの解像度より小さく指定することで、出力データ量を減らすことができます。
但し、イメージの解像度が低くなります。
Q2.PDFを作成する際に余白の設定ができますか?
- 出力属性ファイルのPAPER_MARGIN_XとPAPER_MARGIN_Yによる設定ができます。
Q3.指定されたフォルダの下層フォルダも一括変換できますか?
- オプションソフトであるKDCONV_DIR製品と組み合わせることで出力先のフォルダ名の下に入力フォルダと同一階層構造で、変換されたデータに拡張子のみ変更されて作成されます。
Q4.GERBER/GERBER変換(GBTOGB)において、入力アパーチャはそのまま出力アパーチャとして出力されますか?また、RS-274D,RS-274X相互変換が可能ですか?
- 入力側で利用されたアパーチャパターンはそのまま出力側に渡っていきます。
RS-274D(標準)とRS-274X(拡張)の相互変換は可能です。
アパーチャリストはRS-274Dの場合ファイル出力され、RS-274Xの場合はデータの中に埋め込まれます。
Q5.HP-GL/2,OFIデータでベクター/ラスター混在されたデータもサポートされていますか?
- プリンタ出力フォーマット(PostScript,PDF,LIPS,ART)はサポートされています。
Q6.バッチファイル利用時に複数の入力データからデータ変換する際に、ログファイルを設定すれば、エラーメッセージ等が記述されますが、最後のコマンド分のメッセージしか残されません。複数コマンド分のメッセージを保存するには何か設定が必要でしょうか?
- 変換履歴オプション-rireki[rireki-file-name]を使うと可能です。
マルチページについて
Q1.マルチページファイルを分割して、PostScript/PDFファイルを作成することができますか?
- できます、使用方法はオプション「-MFILE」を参照してください。
Q2.マルチページTIFFファイルのページを抽出して別のマルチページPDFファイルを作成することができますか?
- できます、使用方法はオプション「-N」を参照してください。
DXF(DWG)データ変換について(AutoCAD不要製品)
Q1.DXF(DWG)入力データのペーパー空間をサポートしていますか?
- AutoCADを使用しない製品では、モデル空間のみのサポートしており、ペーパー空間はサポートしていません。
AutoCADを使用するAutoCADと一体型データ変換ソフトでは、モデル空間・ペーパー空間ともにサポートしています。
Q2.DXF(DWG)入力データでハッチングは対応していますか?
- 塗りのハッチングについては多重の島形状に対応していますが出力側が対応していれば変換可能です。
塗り以外のハッチングにおいて、輪郭が2重の島形状までは対応していますが、それ以上は対応していません。
塗り、塗り以外のハッチングともに輪郭が島形状ではなく、2つ以上に分かれている場合も対応していません。
Q3.DXF(DWG)入力データで全ての線種に対応していますか?
- 記号付き(GAS等)の線種については未対応ですが、その他については対応しています。
但し、AutoCAD画面とは、必ずしも一致させることはできません。
Q4.DXF(DWG)入力データで線幅の対応はしていますか?
- 始点と終点が異なる線幅の場合、再現できない場合があります。
また、多角形のコーナー部分についてもAutoCAD画面と一致しない場合があります。
Q5.DXF(DWG)入力データで点の形状は対応していますか?
Q6.DXF(DWG)入力データで外部参照(ファイルをリンク参照)データの対応はしていますか?
- 対応していません。使用されている場合、変換は正常に行われますが、図形が欠落してしまいます。
Q7.DXF(DWG)入力データでラスターデータを挿入している場合変換できますか?
- 変換可能ですが、DXF(DWG)データ上にラスターデータのフルパスが指定されています。
そのパスにデータが存在すれば変換されますが、パスが一致していない場合には、変換されません。
Q8.DXF(DWG)入力データでOLEデータ(EXCELの表等)の変換は可能ですか?
- 対応していません。使用されている場合、変換は正常に行われますが、図形が欠落してしまいます。
Q9.DXF(DWG)入力データでウィンドウズフォントを使用しても変換は可能ですか?
- 変換可能ですが、表示位置がAutoCAD画面とは、必ずしも一致させることはできません。