お知らせ
- 2025年10月末をもって、KDview シリーズの新規販売を終了します。
- サポート契約を継続されているお客様につきましては、販売終了後もサポートを継続いたします。
- 後継製品の KDImageReader2 または KDreader をご検討ください。
KDview シリーズについて
Q1.KDviewIG2, KDviewVC2, KDviewDF2 とはどんな製品ですか?
- KDviewIG2 (ケー ディ ビュー アイ ジー ツー)は、多数(60種類以上)のイメージフォーマットの表示、印刷、別フォーマットへの変換保存などが行えるビューアソフトです。
- KDviewVC2 (ケー ディ ビュー ブイ シー ツー)は、KDviewIG2の機能に加え、ベクターデータ(HP-GL、HP-GL/2、OFI、DXF、DWG、GERBER)の表示が可能なビューアソフトです。
- KDviewDF2 (ケー ディ ビュー ディ エフ ツー)は、KDviewVC2の機能に加え、表示データ同士の比較機能を備えたビューアソフトです。
- 各製品の詳細な機能については、それぞれのページ(KDviewIG2,
KDviewVC2,
KDviewDF2)をご覧ください。
Q2.KDview シリーズは Windows 11 に対応していますか?
- KDview シリーズの内部で利用しているプログラムが正式に対応できないため、Windows 11 でのご利用は動作保証外となります。
- Windows 11 に対応しているビューアは、KDImageReader2 または KDreader となります。
Q3.KDview シリーズをサーバで利用することはできますか?
- KDviewIG2, KDviewVC2, KDviewDF2 は、Server 2008 と Server 2012 に対応しています。
ただし、クライアントライセンス製品となります。
- Windows Server 2016 以降については、Windows 11 と同様の理由で動作保証外となります。
Q4. KDview シリーズと KDImageReader2 の違いは何ですか?
- KDImageReader2 は、KDview シリーズよりも大きな画像を表示して比較できます。
- そのほかの違いについては、比較表をご覧ください。
- KDImageReader2 を KDreader と組み合わせることで、ベクターデータの比較も可能となります。(PDFの表示と比較は、KDImageReader2 単独で可能です。)
Q5.KDview シリーズと KDreader の違いは何ですか?
- 表示処理が異なります。
KDreader はベクターデータをベクター表示します。
KDview シリーズはベクターデータをラスターデータに変換して表示します。
- サポートしているフォーマットが異なります。
KDreader は、KDview シリーズが対応している一部のイメージフォーマットに対応していません。
Q6.KDview シリーズは 64bit OS に対応していますか?
- KDviewIG2, KDviewVC2, KDviewDF2 は、64bit環境にもインストールできますが、32bitアプリケーションとして動作します。
読み込み処理に関する質問
Q1.どのくらいの大きさのファイルを表示することができますか?
- 表示できるサイズの目安は以下のとおりです。(使用したデータは、TIFF の G4(モノクロ) と PackBits(カラー))
テスト環境: Windows 7 (SP1 32bit), メモリ 2GB
| 200dpi | 400dpi | 600dpi |
モノクロ(2値図面) | 10A0 | 10A0 | 10A0 |
カラー(8ビット) | 10A0 | 4A0 | 2A0 |
カラー(24ビット) | 6A0 | A0 | A1 |
テスト環境: Windows 7 (SP1 64bit), メモリ 8GB
| 200dpi | 400dpi | 600dpi |
モノクロ(2値図面) | 10A0 | 10A0 | 10A0 |
カラー(8ビット) | 10A0 | 5A0 | 3A0 |
カラー(24ビット) | 6A0 | 2A0 | A0 |
- モノクロデータでも、写真を誤差拡散で2値化したような画像の場合、上限が下がることがあります。
- 表示できるサイズの上限は、空きメモリ量とメモリの断片化の状態に大きく依存します。
- カラー(8ビット)のデータは、表示倍率やメモリの状態などによってアンチエイリアシングが無効になる場合があります。
- 上記の目安は、KDviewIG2, KDviewVC2, KDviewDF2 のバージョン3.2.0以降での目安となります。
Q2.HP-GL/2 または OFI のベクターデータにラスターが混在している場合、表示することができますか?(KDviewVC2, KDviewDF2のみ)
- ベクターデータとラスターデータが混在しているデータを表示することができます。
Q3.ベクターデータ(HP-GL、HP-GL/2、OFI、GERBER、DXF、DWG)をカラーで表示することができますか?(KDviewVC2, KDviewDF2のみ)
- HP-GL、HP-GL/2、OFI、DXF、DWGはカラーで表示することができます。
GERBERはモノクロ表示のみになります。
Q4.ベクターデータの日本語(漢字)データを表示することができますか?(KDviewVC2, KDviewDF2のみ)
- 日本語(JIS第2水準)での日本語(漢字)表示が可能です。
Q5.Microsoft Office のデータ(doc, xls, pptなど)を表示することはできますか?
- 直接表示することはできませんが、弊社の「DTPデータ変換ソフト (ラスター出力)」などをご利用いただき、
KDviewシリーズが対応しているフォーマット(TIFFなど)に変換していただければ、表示することは可能です。
保存処理に関する質問
Q1.PDFフォーマットに保存することはできますか?
- PDFフォーマットへの保存が可能です。
保存したPDFはイメージ系のPDFになります。
なお、縦または横が65,535ドット以上のデータは、PDF(JPEG)へ保存することができませんのでご注意ください。
比較処理に関する質問 (KDviewDF2のみ)
Q1.比較結果はどのように表示されますか?
- デフォルトの設定では、青(追加部分)、赤(削除部分)、黒またはグレー(一致部分)、緑(枠)で表示されます。
色については設定によって変更することができます。
>> 比較サンプル図
Q2.スキャナから取り込んだ画像のように、ずれ/歪み/ノイズのある画像の比較はできますか?
Q3.カラー画像を比較することはできますか?
Q4.2つの図面の一部分を比較することができますか?
- 比較処理を行いたい特定の部分だけを矩形または多角形で範囲指定して比較することが可能です。
範囲指定は図面のどの位置へも入力および移動ができます。
Q5.比較処理にはどれくらいの時間がかかりますか?
- テスト環境(OS:Windows 7(SP1 64bit), CPU:3.4GHz, メモリ:8GB)において、イメージデータ(A4/10ページ/モノクロ・カラー)を補正機能ありとなしで比較した場合にかかった処理時間はおおよそ下表のとおりです。
モノクロ
| 200dpi | 400dpi | 600dpi |
[補正なし] | 約2秒 | 約6秒 | 約12秒 |
[補正あり] | 約4秒 | 約12秒 | 約23秒 |
カラー (24ビット)
| 200dpi | 400dpi | 600dpi |
[補正なし] | 約3秒 | 約10秒 | 約24秒 |
[補正あり] | 約5秒 | 約15秒 | 約35秒 |
- 補正ありは歪みやノイズのある画像(スキャナ等から読み込んだ画像)を補正して比較を行う機能を有効にしています。
- カラーデータ(600dpi)の比較では、メモリの消費を抑える設定を行っています。
- 比較処理にかかる時間はマシンスペック、比較条件の設定、比較対象となるデータの内容(複雑さ)、データ量、カラー形式(モノクロ/カラー)が影響します。
- 条件によって処理時間が増減しますのでご注意ください。
Q6.比較結果に日時や文字を合成することはできますか?
- 比較結果の左上・左下・右上・右下のいずれかに、比較を行った日時、2つの図面のファイル名、任意の文字を合成できます。
Q7.長尺サイズなどの大きな図面を比較することはできますか?
- 可能です。
ただし、比較設定などによって比較できるサイズは変化します。
テスト環境(OS:Windows 7(SP1 64bit), CPU:3.4GHz, メモリ:8GB)においてモノクロ画像同士を比較する場合、比較設定と比較可能なサイズの関係は下表のとおりです。
[比較結果の色数] | [補正なし] | [補正あり] |
1ビット | 200dpi/6A0 | 200dpi/6A0 |
400dpi/6A0 | 400dpi/6A0 |
600dpi/6A0 | 600dpi/6A0 |
8ビット | 200dpi/6A0 | 200dpi/6A0 |
400dpi/4A0 | 400dpi/4A0 |
600dpi/2A0 | 600dpi/2A0 |
24ビット | 200dpi/6A0 | 200dpi/6A0 |
400dpi/A0 | 400dpi/A0 |
600dpi/A1 | 600dpi/A1 |
- [比較結果の色数]を 1ビット に設定した場合、通常の比較結果のような差分箇所の色分けを行うことはできません。
そのため、差分箇所が目立たなくなることがありますが、設定によってある程度改善することができます。
>> 1ビット出力のサンプル図
- 上記の表は、KDviewDF2 のバージョン2.1.0以降での目安となります。
実際に使ってみての質問
Q1.比較処理時間を短縮する方法はありますか?
- 以下の方法で比較処理時間を短縮することができます。
- 処理能力の高いマシンを利用する。
- 比較条件の設定において負荷のかかる補正機能を使用しない。
- 処理対象とするデータのデータ量を減らす。(サイズを小さくする、解像度を低くする)
- 比較範囲を指定して必要な部分のみ比較する。
- マルチページを処理する場合、比較が必要なページのみ指定して処理する。
(全ページ処理しない)「比較処理にはどれくらいの時間がかかりますか?」にもあるとおりマシンスペック、比較条件の設定、比較対象となるデータの内容(複雑さ)、データ量、カラー形式(モノクロ/カラー)が影響します。
Q2.比較条件設定の値を保存しておき、図面に応じて使い分けることはできますか?
- 比較条件設定の「セーブ/ロード」機能を使用することで比較条件をセーブ/ロードして使い分けることが可能です。
詳細な設定方法については製品のヘルプを参照してください。
Q3.比較結果に期待した差分が表示されません。設定で対応できますか?
- デフォルトの比較設定では、ずれや歪みの補正を行うため、細かい差分は検出されない可能性があります。
比較を行うデータにずれや歪みがほとんどない場合は、「自動位置合わせを利用しない」設定にすることで、細かい差分まで正確に検出できるようになります。
一方、スキャナから取り込んだような、ずれや歪みのある画像が正しく補正されない場合は、画像の状態に合わせて「詳細設定」で補正の程度などを調整することができます。
- 黒い背景に白い線や点で図形が描かれた図面の比較を行い、期待した差分が得られなかった時は、比較設定で「白抜き部分の差分を検出しやすくする」(KDviewDF2 バージョン2.0.7以降)をオンにしてご利用ください。
Q4.アプリケーションが起動しなくなりました。復旧方法はありますか?
- 設定ファイルの内容が壊れている可能性がありますので、一度設定ファイルを削除してから起動してください。
設定ファイル(INIファイル)の場所については、製品のヘルプの「設定ファイルについて」のページをご覧ください。
その他の質問
Q1.現在、KDviewDF2(またはKDviewVC2, KDviewIG2)を使用していますが、機器の不調や更新で別のPCへの移設を予定しています。新しいPCへ設定を引き継ぐことはできますか?
- 可能です。
設定を保存しているファイルを、所定の位置へコピーしていただくことで、設定を引き継ぐことができます。
(ただし、プロテクト版をご利用の場合は、キーコードの再発行が必要となります。)
Q2.もう少し詳しく知りたいのですが?