カーネルコンピュータシステム

KDpdf_differ

製品概要

KDpdf_differについて

  • 新旧2つのPDFファイルを比較し違いのある部分を見つけて、結果をPDFファイルで出力します。
  • コマンドラインまたはGUI(画面)からの実行が可能です。
KDpdf_differ概要図

特長

PDFファイルの違いを検出

  • ページ全体を見た目通りに画像として比較するだけでなく、テキストの内容を文字として比較することもできます。
  • テキストの挿入や削除に伴い改行位置や改ページ位置がずれていても、テキストとして違っている部分だけを差分として検出することができます。

長尺データに対応

  • 長尺データの入力データに対応しています。

モノクロ/カラーに対応

  • モノクロ/カラーの形式の入力データに対応しています。

コマンドライン形式、GUI形式の双方に対応

  • コマンドライン形式プログラム
    • コマンドラインから入出力ファイル名を指定して実行します。
      様々なシステムへの組み込みに対応できます。
    • バッチ処理による一括変換が可能です。
    • 多重起動(複数を同時に起動)に対応しています。
  • GUI形式プログラム
    • 画面上から入出力ファイル名を指定して実行します。

主な機能

テキスト比較

  • テキストの情報を抽出して比較
    > > サンプル
  • 行やページのずれを考慮して比較が可能
  • 比較データの特徴(文書、表)に合わせた比較方法の指定が可能
    • 文書:主に文章で構成されたデータ
    • 表:主に表で構成されたデータ

イメージ比較

  • ページ全体をイメージ化して比較
    > > サンプル
  • 全体のずれや傾きを考慮して比較が可能
  • 用紙サイズの異なるデータどうしをサイズ補正して比較が可能
  • 比較処理を行わない領域を、長方形で複数指定することが可能
  • 2つの図面上で部品の位置が少しずれているような場合や、文書で空白行が追加されて段落がずれたような場合に、通常の差分とは分けて検出できます。
    部分的な移動を考慮した比較

差分箇所を分かりやすく確認する機能

  • 注釈やイメージで差分箇所を表示
    > > サンプル
  • 差分箇所を表示する色の指定が可能
  • 非比較領域のテキストやイメージなどを薄く表示

比較結果の出力方法の指定

比較情報のテキスト合成

  • 比較結果の各ページに比較情報を合成
    • 処理日時
    • 新旧の比較ファイル名
    • 比較ファイルのページ番号
  • 比較結果の一致したページのみに任意テストを合成

比較ページの指定

  • 全ページの比較が可能
  • 任意のページを指定して比較が可能
    > > サンプル

比較ファイルのセキュリティを解除する機能

  • パスワードによるセキュリティの解除を行って比較
  • テキストファイルで複数パスワードの指定が可能

その他

  • 差分情報でしおりを作成
    • しおりをクリックしたときに差分領域を表示
  • 差分情報をレイヤーに設定(※テキスト比較のみ)
  • 差分情報をテキストファイルに出力
  • 比較情報のレポートページを出力

制限事項

PDF入力

  • 以下の形式のPDFファイルは、入力ファイルとして扱えません。
    • 電子署名の付与されたPDF
    • PDF 2.0の範囲を超える、アプリケーション独自の拡張が使用された PDF
  • PDFポートフォリオは通常のPDFファイルとして処理されます。
  • JPXDecode(JPEG 2000)のうち拡張機能が使用されているイメージは読み込むことができません。

比較全般

  • 比較可能な最大ページは10000ページです。
  • 比較結果の出力が可能な差分数の最大は10000件です。

テキスト比較

  • 入力ファイルから抽出したテキストの情報以外を比較することはできません。
  • テキスト比較モードではテキストのフォント情報(フォント名称、スタイル、サイズなど)の違いを検出することはできません。
  • 縦書きのテキストを含む場合は正しく比較できない場合があります。

イメージ比較

  • 一致部分を基準にして位置合わせするので、一致部分が少ないと位置合わせできません。
  • 直線部分が少ないと位置合わせのための特徴を検出しにくいため、位置合わせできないことがあります。
  • サイズが大きく異なると位置合わせできないことがあります。

製品カタログ

KDpdf_differの製品カタログ(PDFファイル)をダウンロードできます。

関連ページ

PDF比較製品の機能比較一覧

機能\製品名 KDpdf_differ PDFDF3RS DTPDIFF KDImageReader2
コマンドラインからの実行
GUI操作 ×
多重起動 × × ×
テキスト比較 × × ×
イメージ比較
長尺データの比較 × ×
カラーデータの比較

対応PDFバージョン

  • PDF 2.0 まで

動作環境

対応OS

  • Windows 7
  • Windows 8
  • Windows 8.1
  • Windows 10
  • Windows 11
  • Windows Server 2008
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2022

※ 64bit環境では、32bitアプリケーションとして動作します。

価格表

型番 製品名 価格 (税抜)
KD-DIF0042 KDpdf_differ 35万円
  • 製品定価にサポート費用は含まれていません。別途サポート費用が必要です。
    >> 詳細はこちら
  • 動作環境が物理環境の場合はCPU数、仮想環境の場合はコア(vCPU)数によって追加費用が必要な場合があります。
    >>詳細はこちら

関連製品

製品名 製品概要
KDauto_differ(PDF) フォルダの自動監視とPDFファイル同士の比較を行います。

更新履歴

2024年1月31日

バージョンアップを行いました。 (ver 1.3.1.0)

  • 履歴ファイルの書式の指定を追加しました。
  • イメージ比較に不正な情報の処理方法の指定を追加しました。

2023年10月31日

バージョンアップを行いました。 (ver 1.3.0.0)

  • イメージ比較に部分的な移動を考慮して比較する機能を追加しました。
  • イメージ比較に傾き補正機能を追加しました。
  • イメージ比較に比較範囲の指定を追加しました。
  • イメージ比較に枠線の線幅と囲む領域との間隔を自動決定する機能を追加しました。
  • 注釈の差分枠のロックを指定する機能を追加しました。

2022年5月25日

バージョンアップを行いました。 (ver 1.2.2.0)

  • 表の罫線を検出する指定を追加しました。
TOP