KDdriverシリーズについて
Q1.KDdriverシリーズはどのようなプログラム仕様になりますか?
- Windowsの印刷機能を利用して、アプリケーションデータをイメージまたは各種対応フォーマットに出力する、プリンタドライバ形式のソフトウェアです。 アプリケーションの印刷処理でプリンタドライバを経由して出力を行うため、高品質な変換結果を得られることが特長です。
Q2.どのような操作になりますか?
- Windows上のアプリケーションからプリンタとしてKDdriverを選択して印刷処理を行います。
Q3.どのようなデータを変換できますか?
- アプリケーションから印刷処理を行うことで、Windowsで動作する全てのアプリケーションデータを処理することができます。
Q4.KDdriverシリーズにはどのような種類がありますか?
- KDdriverは出力するデータによって以下の種類があります。
- KDdriver:A0までのイメージデータを出力する基本タイプ(イメージ出力の基本製品)
- KDdriver_long:任意のサイズ・解像度、長尺サイズ、高解像度のイメージデータ出力に対応したタイプ
- KDdriver_long(共有プリンタ版):KDdriver_longの共有プリンタ版
- KDdriver_long(PDF):Adobe製品が不要で、ベクター形式、イメージ形式のPDF出力に対応したPDF出力専用のタイプ
- KDdriver_long(HPGL/2):HPGL/2データ出力専用のタイプ
- KDtext_driver:テキスト情報のみを出力するタイプ
- KDdriver_barcode:バーコード合成に特化したタイプ
Q5.Windows7/8/8.1/10/11/Server 2008(R2)/Server 2012(R2)/Server 2016/Server 2019/Server 2022で動作しますか?32ビット/64ビット環境で動作しますか?
- Windows7/8/8.1/10/11/Server 2008(R2)/Server 2012(R2)/Server 2016/Server 2019/Server 2022、32ビット/64ビット環境で動作します。
WindowsOSに依存したプログラムになるため、32ビット/64ビット環境によってプログラムが異なり製品が分かれています。
以下の製品構成になります。
KDdriverの製品構成 32bit版 Windows 7
Windows 8 / 8.1
Windows 10
Windows Server 200864bit版 Windows 7
Windows 8 / 8.1
Windows 10
Windows 11
Windows Server 2008 / Server 2008 R2
Windows Server 2012 / Server 2012 R2
Windows Server 2016
Windows Server 2019
Windows Server 2022 - KDdriver_long(共有プリンタ版)はWindows8.1/10/11/Server 2012/Server 2016/Server 2019/Server 2022の対応となります。
また、64bitのみの対応となります。
ただし、共有プリンタとしては、Windows8.1/10の32bitで利用可能です。
Q6.32ビット/64ビット版によって機能差はありますか?
- 機能としては同じです。
Q7.出力されるファイル名はどのようになりますか?
- 任意に指定されたファイル名、またはアプリケーションデータのファイル名になります。 拡張子名は任意に指定された拡張子名になります。
Q8.複数ページのアプリケーションデータをマルチページまたはシングルページのファイルに出力できますか?
- マルチページ、シングルページの出力に対応しています。 複数ページのアプリケーションデータをシングルページに出力する場合、ファイル名に連番を付けて出力します。
KDdriver(イメージ出力の基本製品)について
Q1.出力するイメージデータのカラー形式はどのようになりますか?
- KDdriverは出力できるカラー形式によって以下のように製品が分かれています。
- モノクロ版:モノクロ形式のデータ出力専用
- カラー版:フルカラー形式、インデックスカラー形式、グレースケール形式のカラーデータ出力に対応
- モノクロ・カラー両出力版:モノクロ形式、フルカラー形式、インデックスカラー形式、グレースケール形式の出力に対応
Q2.出力するイメージデータについて、カラーデータ、モノクロデータの両方を出力できますか?
- カラーデータ出力専用のカラー版、モノクロデータ出力専用のモノクロ版、カラーデータ、モノクロデータ両方の出力に対応したカラー・モノクロ版に製品が分かれています。 カラーデータとモノクロデータの両方を出力する場合、カラーデータ、モノクロデータ両方の出力に対応したモノクロ・カラー版を使用する必要があります。
Q3.カラー版でモノクロのアプリケーションデータを処理してモノクロデータを出力できますか?
- カラー版でモノクロのアプリケーションデータを処理した場合、見た目がモノクロのカラーデータが出力されます。 カラー版で出力するデータは全てカラーデータになるため、モノクロ版で出力するモノクロデータと比べてデータサイズが大きくなり、処理時間が多くかかります。 モノクロの出力を行う場合、モノクロ版を利用することをお勧めしています。
Q4.出力するイメージデータのサイズ、解像度はどのようになりますか?
- KDdriverは出力サイズ、解像度によって以下のように製品が分かれています。
- 最大出力サイズA0(A0~A5,B1~B5) 最大出力解像度400(80/100/200/400)DPI版
- 最大出力サイズA0(A0~A5,B1~B5) 最大出力解像度600(100/150/300/600)DPI版
- 最大出力サイズA3(A3~A5,B4・B5) 最大出力解像度1200(80/100/200/300/400/600/1200)DPI版
必要な出力サイズ、解像度に対応したKDdriverを選択する必要があります。
Q5.出力できるイメージデータのサイズ、解像度によって製品が以下のように分かれていますが、どれを購入すればいいですか?
①最大出力サイズA0(A0~A5,B1~B5) 最大出力解像度400(80/100/200/400)DPI版 ②最大出力サイズA0(A0~A5,B1~B5) 最大出力解像度600(100/150/300/600)DPI版 ③最大出力サイズA3(A3~A5,B4・B5) 最大出力解像度1200(80/100/200/300/400/600/1200)DPI版
- 必要なイメージデータのサイズがA3までの場合、③を推奨します。A2~A0までのサイズが必要な場合、①または②を推奨いたします。
- プリンタで印刷するためのイメージデータを作成する場合、一般的に600DPI対応のプリンタが多いため、②または③を推奨いたします。
Q6.どのようなイメージフォーマットを出力できますか?
- 以下のイメージフォーマットを出力できます。
- TIFF(非圧縮,Packbits,G3,G4,LZW,deflate,JPEG)
- JPEG,JPEG2000
- GIF
- PNG
- BMP(非圧縮)
- MMR(G4 FAX),MR(G3 FAX),MH(G3 FAX)
- PDF,PDF/A-1b,PDF/X-1a ※イメージデータ形式のみ対応
- PostScript(Level1,非圧縮、RunLength,G4,JPEG) ※イメージデータ形式のみ対応
- HP-RTL(非圧縮,Packbits,MH,MR,MMR)
- IOCA(非圧縮,MMR,IBM-MMR)
- その他(CALSG4(type1),EPSF,EDMICS(RLC,MMR),FX-Raster,Sun Raster(非圧縮,MMR,RLE),XWD,非圧縮データなど)
利用方法について
Q1.KDdriverをネットワークプリンタ、共有プリンタとして使用することはできますか?
- KDdriver_long(共有プリンタ版)を除き、使用することはできません。 インストールをおこなったマシンでのみローカルプリンタとして使用することができます。
- KDdriver_long(共有プリンタ版)は、共有プリンタとして使用できます。
Q2.ネットワーク上のフォルダにデータを出力することはできますか?
- ネットワーク上のフォルダにデータを出力することが可能です。 KDdriverシリーズの機能拡張製品であるDTPデータ変換ソフトや、オプション製品KDprintdrv_batch、 監視機能付き製品を使用することでもネットワーク上のフォルダにデータを出力することが可能になります。
Q3.サーバーマシンで使用できますか?
- 使用できます。 サーバーマシンで一括処理する仕組みを作れば、サーバーを利用するクライアントにKDdriverのライセンスは必要ありません。
Q4.プログラムに組み込んで使用できますか?
- ユーザープログラムに組み込んで利用したり、システムの一部として利用できます。
Q5.KDdriverの設定をコントロールしたり、処理の開始/終了のステータスをチェックを行う方法はありますか?
- KDdriver_long(共有プリンタ版)を除き、DLL形式のオプション製品 KDdriver DLL Libraryの関数群を利用することでKDdriverの設定をコントロールしたり、処理の開始/終了のステータスをチェックすることができます。
Q6.並列処理を行うことはできますか?
- 1つの仮想プリンタとして動作する通常の製品では並列処理ができません。 複数個の仮想プリンタとして同時に使用することができるPARA版を利用することで、並列処理を行うことができます。 KDdriver(イメージ出力の基本製品)とKDdriver_longのみPARA版があります。 20並列版と100並列版があり、20並列版は最大20個まで、100並列版は最大100個まで1台のマシンにインストールすることができます。
その他
Q1.任意の解像度、用紙サイズでイメージデータを出力することはできますか?
- KDdriver(イメージ出力の基本製品)の上位製品 KDdriver_longを使用することで任意の解像度、用紙サイズのイメージデータを出力することができます。
Q2.長尺サイズ、高解像度のイメージデータを出力することはできますか?
- KDdriver(イメージ出力の基本製品)の上位製品 KDdriver_longを使用することで長尺サイズ、高解像度のイメージデータを出力することができます。
Q3.FAX用のイメージデータを作成することはできますか?
- FAXサイズ出力版(KDFAXdriver)を使用するとことでFAXサイズの出力を行うことができます。
出力に対応している用紙サイズと解像度は以下のようになります。
- 用紙サイズ:A3,A4,B4
- 解像度:204x98DPI,204x196DPI,204x392DPI
Q4.Adobe製品を利用せず、ベクター形式のPDFを出力することはできますか?
- PDF出力専用製品 KDdriver_long(PDF)を使用することで、Adobe製品を利用せずにベクター形式のPDFファイルを出力することができます。
Q5.HPGL/2データを出力することはできますか?
- HPGL/2データ出力専用製品 KDdriver_long(HPGL/2)を使用することで、HPGL/2ファイルを出力することができます。
Q6.WORD,EXCEL,DocuWorksなどの大量のアプリケーションデータを一括で変換することはできますか?
- KDdriverシリーズの機能拡張製品であるDTPデータ変換ソフトや、オプション製品KDprintdrv_batchを使用することで、アプリケーションデータの一括処理が可能です。 コマンドラインからのバッチ処理に対応しています。
Q7.フォルダを自動監視して送られてくるWORD,EXCEL,DocuWorksなどのアプリケーションデータを自動的に変換することはできますか?
- KDdriverシリーズの機能拡張製品である監視機能付き製品を使用することで自動的に変換することが可能です。