カーネルコンピュータシステム

KDdriver for Windows

製品概要

KDdriver for Windowsについて

Windowsの印刷機能を利用して、各種アプリケーションからプリンタへ印刷されるイメージを、紙出力ではなく、イメージファイル(TIFF,JPEG,BMP,PDFなど)として出力します。
プリンタドライバを経由して処理するため、高品質な画像データを得られることが特長です。
Windowsプリンタドライバ形式での提供となります。

操作説明

Windowsアプリケーションの印刷処理において、出力を行うプリンタをKDdriverにして、印刷処理を実行することで、アプリケーションデータの印刷結果がイメージファイルに変換(出力)されます。
一般のプリンタに印刷する処理と同様の操作になります。

KDdriver for Windows 概略図

製品用途

  • 電子文書(MS-WORD,PDF)・図面(CAD)等をイメージファイル化します。
  • インターネットのブラウザで読み込めるイメージ形式(JPEG,GIF,PNG)のファイルを作成します。
  • 電子文書・図面等をイメージデータで管理するデータベースに登録する際、紙へ印刷してスキャナで取り込む処理を行わず、直接イメージデータを作成して登録します。
  • マニュアル等の電子文書を改ざん(編集)されたくない場合、イメージファイル化することで編集されるのを防ぐことができます。
  • 合成機能でバーコードやテキスト(文字)、イメージ(ロゴマーク、印鑑)などの様々な情報を付加します。
  • 大きいサイズのデータを小さいサイズにスケーリング出力して印刷用データとすることで、印刷時の用紙の節約を行います。
    (例:A3/B4で印刷されるレターサイズをA4へ縮小することによって、用紙の節約を行います)

主な機能

フォーマット設定

  • 出力ファイルのフォーマットを指定できます。
    出力フォーマットについては「サポートフォーマット」をご覧ください。

出力(用紙)サイズ

  • 出力用紙サイズ(A5~A0)を指定できます。

解像度

  • 出力解像度(80DPI~1200DPI)を指定できます。

出力ファイル名設定

  • ファイル名を指定して出力できます。
  • アプリケーションファイル名を利用して出力することもできます。

マルチページ出力

  • マルチページ/シングルページ出力を選択できます。
  • 上書き、または連番を付加して出力から選択できます。

ログファイル設定

  • ログ情報を出力できます。

オーバーレイ(合成)

  • バーコード、テキスト(文字)、ビットマップ、メタファイルを合成できます。
    バーコード合成は以下のものに対応しています。
    • CODE39
    • CODE128
    • GS1-128(UCC/EAN128)
    • JAN8
    • JAN13
    • ITF
    • NW-7
    • QR CODE
    • MICRO QR CODE
    • PDF417
    • DataMatrix
    • 郵便カスタマーバーコード

拡大・縮小・回転

  • 出力データのサイズ、拡大・縮小、向き(回転)を指定できます。

余白カット設定

  • 上下左右の余白をカットできます。余白量の調整ができます。

入力データの自動判定にともなう処理

  • 入力データのサイズごとに出力データのサイズ、拡大・縮小、回転などを指定できます。

カラー変換 (※カラー版のみ)

  • フルカラー(24ビット)/グレースケール/インデックスカラー(8ビット)の出力を選択できます。

線幅補正 (※モノクロ版のみ)

  • 線幅の補正(太く/細く)ができます。

その他

  • ファイルへの出力が終了したタイミングで、自動的に任意のアプリケーションを起動できます。
    例えば、生成されたファイルをビューアで表示したり、ftpやlprを利用して直接プロッタに印刷する等、 後続の処理と連携ができます。

対応フォーマット

出力可能なフォーマット(モノクロ)

  • BMP(非圧縮)
  • CALSG4(type1)
  • EDMICS(RLC,MMR)
  • FX-Raster
  • GIF
  • HP-RTL(非圧縮,Packbits,MH,MR,MMR)
  • IOCA(非圧縮,MMR,IBM-MMR)
  • JPEG
  • MMR(G4 FAX)
  • MR(G3 FAX)
  • MH(G3 FAX)
  • MIE~L (富士通MMRラスター)
  • PDF
  • PDF/A-1b
  • PDF/X-1a
  • PNG
  • PostScript(Level1,非圧縮、RunLength,G4)
  • Sun Raster(非圧縮,MMR,RLE)
  • TIFF(非圧縮,Packbits,G3,G4,LZW,deflate)
  • XWD
  • 非圧縮データ

出力可能なフォーマット(カラー)

  • BMP(非圧縮)
  • EPSF
  • FX-Raster
  • GIF
  • HP-RTL(非圧縮,Packbits)
  • Imaging用JPEG (低、中、高品質)
  • JPEG(低、中、高品質)
  • JPEG 2000
  • PDF
  • PDF/A-1b
  • PDF/X-1a
  • PNG
  • PostScript(JPEG,非圧縮,RunLength)
  • Sun Raster(非圧縮,RLE)
  • TIFF(非圧縮,Packbits,LZW,deflate,JPEG)
  • XWD
  • 非圧縮データ

※PDF作成にAdobe Acrobat製品は必要ありません。出力するPDFファイルはイメージ形式になります。

簡易マニュアル

KDdriverの設定画面、機能について記載した簡易マニュアルをPDFファイルでダウンロードできます。

Q&Aと関連ページ

動作環境

  • Windows 7
  • Windows 8 / 8.1
  • Windows 10
  • Windows 11
  • Windows Server 2008 / Server 2008 R2
  • Windows Server 2012 / Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2022

※日本語版のみ対応

価格表

仕様 型番 価格(税抜)
32ビット 64ビット
KDdriver for Windows
モノクロ出力版
最大出力サイズ:A0
最大出力解像度:400DPI ※1
KD-DRV0090 KD-DRV0590 15万円
KDdriver for Windows
モノクロ出力版
最大出力サイズ:A0
最大出力解像度:600DPI ※2
KD-DRV0092 KD-DRV0592 15万円
KDdriver for Windows
モノクロ出力版
最大出力サイズ:A3
最大出力解像度:1200DPI ※3
KD-DRV0094 KD-DRV0594 15万円
KDdriver for Windows
カラー出力版
最大出力サイズ:A0
最大出力解像度:400DPI ※1
KD-DRV0091 KD-DRV0591 15万円
KDdriver for Windows
カラー出力版
最大出力サイズ:A0
最大出力解像度:600DPI ※2
KD-DRV0093 KD-DRV0593 15万円
KDdriver for Windows
カラー出力版
最大出力サイズ:A3
最大出力解像度:1200DPI ※3
KD-DRV0095 KD-DRV0595 15万円
KDFAXdriver for Windows
FAX用イメージ幅出力版
最大出力サイズ:A3(2432dot) ※4
最大出力解像度:204×392DPI ※5
KD-DRV0058 KD-DRV0558 15万円
KDdriver for Windows
モノクロ & カラー出力版
最大出力サイズ:A0
最大出力解像度:400DPI ※1
KD-DRV0604 KD-DRV0614 25万円
KDdriver for Windows
モノクロ & カラー出力版
最大出力サイズ:A0
最大出力解像度:600DPI ※2
KD-DRV0624 KD-DRV0634 25万円
KDdriver for Windows
モノクロ & カラー出力版
最大出力サイズ:A3
最大出力解像度:1200DPI ※3
KD-DRV0644 KD-DRV0654 25万円
  1. 対応解像度は、80 / 100 / 200 / 400DPI
  2. 対応解像度は、100 / 150 / 200 / 300 / 600DPI
  3. 対応解像度は、80 / 100 / 200 / 300 / 400 / 600 / 1200DPI
  4. 対応出力サイズは、A4(1728dot) / B4(2048dot) / A3(2432dot)
  5. 対応解像度は、204×98 / 204×196 / 204×392DPI
  • 製品定価にサポート費用は含まれていません。別途サポート費用が必要です。
      >>詳細はこちら
  • 動作環境が物理環境の場合はCPU数、仮想環境の場合はコア(vCPU)数によって追加費用が必要な場合があります。
    >>詳細はこちら
  • 出力に関するデータ処理はアプリケーションの印刷機能に依存します。
  • 1台のPC(マシン)に対して1ライセンス必要になります。
      購入するライセンス数によってボリュームディスカウントがあります。
      仮想環境の場合、ライセンス体系は異なります。
  • 出力仕様(カラー/モノクロ、用紙サイズ、解像度)によってプログラム(製品)が異なります。
  • プラットフォーム(32bit、64bit)ごとにプログラム(製品)が異なります。
  • ネットワーク(共有)プリンタとして使用することはできません。
  • モノクロ&カラー出力版はオプション製品(DTP関連製品,KDauto_trans製品等)との組み合わせに対応していません。

機能拡張製品&オプションプログラム

製品名 製品概要
DTP3RS
DTP3RSC
DTPTORS
DTPTORSC
各種DTPファイル(MS-OFFICE(Word, Excel, PowerPoint), PDF, DocuWorks(XDW), HTML, XML等)をラスターファイル(TIFF, JPEG等)に変換する製品です。
変換を行う際には、DTPファイルに対応したアプリケーション(MS-OFFICE, DocuWorks等)からKDdriver for Windowsへ印刷を行いラスターファイルに変換します。
KDprintdrv_batch for Windows ファイルの拡張子に関連付けされたアプリケーションで起動し、選択されたKDdriverを経由して一括印刷を行います。GUI(画面)とコマンドラインからの起動が可能でフォルダまたはファイルでの選択が可能です。
KDdrvbatchc
for
Windows
MS-OFFICEファイル(Word/Excel/PowerPoint)をコマンドラインから指定して変換を行います。フォルダと文書ファイルの拡張子を指定してフォルダ内のファイル一括変換を行うことも可能です。
KDdriver DLL
Library
KDdriverを使用して各種アプリケーションの印刷処理を行う場合にKDdriverの出力設定(用紙サイズ、解像度等)の変更、ステイタスのチェックを行うための関数群です。DLL形式での提供となります。

更新履歴

2023年5月17日

バージョンアップを行いました。(Ver 2.1.5)

2023年4月18日

バージョンアップを行いました。(Ver 2.1.4)

2022年11月11日

バージョンアップを行いました。(Ver 2.1.3)

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