カーネルコンピュータシステム

【KDImageReader2】非常に大きな画像を表示して比較できるビューア

製品概要

KDImageReader2について

  • 非常に大きなイメージデータを表示して比較できるビューア製品です。
    新旧図面の比較や校正作業などにご利用いただけます。
  • 画像以外のデータも付属の仮想プリンタで画像化し表示および比較できます。
    (※データを印刷できるアプリケーションが別途必要です。)

主な機能

入力

  • 10mを超えるようなフルカラー画像(600DPI)など、非常に大きなデータを表示できます。
    弊社別製品 KDview シリーズの上限(フルカラー/A0サイズ/600DPI程度)の50倍の大きさも表示できます。
    KDImageReader2 で表示可能なサイズ
  • 表示に必要なメモリが少ないため、メモリ搭載量の比較的少ない 32bit OS でも大きなカラー画像を表示できます。
  • PDFの読み込みにも対応しています。 (画像に変換して表示します)

KDIR Printer

  • KDIR Printer は、任意のアプリケーションから印刷したデータを KDImageReader2 に表示する仮想プリンタです。
  • 印刷結果は、自動的に KDImageReader2 で表示され比較対象として選択できます。
  • KDIR Printer は、KDImageReader2 に付属します。

KDreader との連携 (2.1.0.0~)

  • 別売りの KDreader (V3.5.2以降) がインストールされた環境では、 HP-GL/2 などの KDreader が対応するベクターデータを KDImageReader2 で表示できます。
  • ベクターデータは画像化して表示され、比較対象として選択できます。

表示

  • 独自の並列処理アルゴリズムにより、利用できるコア数に応じた処理を行います。
  • 複数の画像をタブ形式で表示します。それらを左右または上下に並べて表示できます。
    スクロールやズームを連動できるので、チェック・確認作業を容易に行えます。
  • ものさしツールで長さを表示できます。
  • パンウィンドウ(全景ウィンドウ)を表示できます。
    これによって、画像全体の中でどのあたりを表示しているかが把握しやすくなります。

比較

  • 比較したいファイルを2つ開いて、[比較開始]ボタンをクリックすることで結果を表示できます。
    2つのファイルを開いた時点で、結果を表示するようにもできます。
  • 2つの図面上で部品の位置が少しずれているような場合や、文書で空白行が追加されて段落がずれたような場合に、通常の差分とは分けて検出できます。
    部分的な移動を考慮した比較
  • 単純な重ね合わせによる高速な比較を行うモードや、多少の歪みや回転を補正できるモードも選択できます。 (歪みを補正するモードでは、部分的な移動を検出する機能はオフになります。)
  • これらの設定は、プリセットから選択することも手動で細かく調整することも可能です。
  • 比較処理はバックグラウンドで開始され、処理中であっても完了したページから結果を表示できます。
    これによって、複数ページの文書でもすぐに結果を表示して差分を先頭から確認できます。
  • 範囲を指定することで、画像の一部分同士を比較できます。
    また、同一画像内の別々の部分を比較することもできます。
  • マルチページデータの内、特定のページを選択して比較できます。
  • 検出した差分を順番に拡大して確認する機能(差分検索機能)によって、小さな違いの見落としも防ぎます。

スタンプ (2.2.0.0~)

  • テキスト、画像、日付印の3種類のスタンプを挿入することができます。
    スタンプのサンプル

出力

  • 表示した画像を TIFF や PDF に保存できます。
  • 比較結果は、差分の情報などを持った KDImageReader2 専用の形式(KDR)にも保存できます。 KDRファイルは、比較元となった画像を保持できます。
  • 画像を TIFF や PDF に保存した場合、スタンプは画像化して合成されますが、 KDRファイルの場合、スタンプのまま保存され後から編集することも可能です。

表示可能サイズ

表示できるサイズの例
データ形式 用紙 解像度 ピクセル数 サイズ
モノクロ 6A03,000dpi842,880 × 99,340約7.1m × 約0.8m
--600dpi236,220 × 236,22010.0m × 10.0m
カラー 2A03,000dpi280,960 × 99,329約2.4m × 約0.8m
6A0600dpi168,576 × 19,869約7.1m × 約0.8m
  • 表示できるサイズの上限は、空きメモリ量に依存します。
  • データは TIFF PackBits。環境は OS:Win10(32bit) メモリ:2GB。
  • 「2A0」「6A0」とはそれぞれA0サイズの2倍と6倍のサイズです。
  • 「2A0/3,000dpi」は、600dpi換算で 約12m × 約4.2m のサイズになります。

対応データ形式

入力対応フォーマット

  • BMP
  • CALSG4 (type1, type2(tiled))
  • CCRF
  • DCX
  • EDMICS (MMR, RLC)
  • Exif
  • FORMTEK
  • FAX (MMR(G4), MR(G3), MH(G3))
  • FX-MMR
  • GIF
  • GTX (G4)
  • IOCA (非圧縮, MMR, IBM-MMR)
  • ICON (表示のみ。比較非対応)
  • JPEG
  • JPEG 2000
  • MIEL
  • NSXPRESS (MMR, MR, MH)
  • PBM, PGM, PPM
  • PCX
  • PDF (Portable Document Format 2.0) (画像に変換して表示します)
  • PNG
  • Sun Raster (非圧縮, MMR, MR, MH, RLE)
  • TIFF (非圧縮, Packbits, JPEG, CCITT-1D, MMR, MR, MH, LZW, deflate)
  • TOSFILE (MMR, MR, MH)
  • WBMP
  • XBITMAP
  • XDW (DocuWorks)
  • XWD (X Window Dump)

注意事項

  • XDW (DocuWorks) を表示するには別途 DocuWorks 6~9.1(8.0.3除く) のいずれかが必要になります。(9.1.5以降をご利用時の注意点)
  • サブスクリプション版の DocuWorks、無償版の DocuWorks Viewer Light には対応しておりません。

製品カタログ

Q&Aと関連ページ

動作環境

対応OS

  • Windows 7
  • Windows 8
  • Windows 8.1
  • Windows 10
  • Windows 11
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2022
  • OSの表示言語が日本語以外の場合、英語で表示されます。 (2.3.0.0~) new

価格表

KDImageReader2の価格表
型番 製品名 ライセンス数 価格 (税抜) 1本あたり (税抜)
KD-VIW0701 KDImageReader2 1 9万円 90,000円
2 16万円 80,000円
3 22.5万円 75,000円
4 28.8万円 72,000円
5 35万円 70,000円
10 60万円 60,000円
20 100万円 50,000円
50 200万円 40,000円
100 300万円 30,000円
  • 製品定価にサポート費用は含まれていません。>>サポート契約について
  • ビューア製品はクライアントライセンス製品になります。
  • 上記表にないライセンス数については、お問い合わせください。

更新履歴

2024年3月29日

バージョンアップしました。(2.3.0.0)

  • OSの表示言語が日本語以外の場合、英語で表示されるようになりました。

2024年2月29日

バージョンアップしました。(2.2.2.0)

2023年10月13日

バージョンアップしました。(2.2.1.0)

  • 画像の表示解像度を変換できるようになりました。
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